2007年7月24日

バルト3国からEU圏へ


7月14日 キャンプ場を出てから燃料を補給、軽油は予想以上に高く日本円に換算すると180円ぐらいするのには驚き、やっぱりロシアは安かったのだ(ロシアは70円から90円)。ラトビアの首都リーガの町に入り、エストニアのタリンと同じように常道である旧市街を見学して、次のリトアニアに向かう。EUに入ってからは、国が変わっても通関はスンナリいってしまって、出国のほうのチェックがあるだけで入国する国の方にはなく(建物だけは残っている)一箇所で済ませているようである。あっという間にラトビアを後にしてリトアニアに入り首都ヴィリニュスには向かわず、幹線道路からそれ、願いやお礼の意味を込めて祭られた十字架の数がとてつもなく多い所だと言う、十字架の丘を見学してからポーランドを目指す事にした。幹線道路に向かう道の途中から首都方向に伸びるスーパーハイウエーがあり、途中まで利用したら、やや薄暗くなってきたものの、あっという間に国境近くまで来てしまった。このままポーランドに入ってもいいのだが、燃料補給があるしと思いつつ走行しているうちに、程よいパーキングを見つけたので、そこで車中泊を決定。
7月15日 朝一で国境を抜け、ポーランドに入る、若干道は細くなったが走りやすい。一度警官の停止命令を受けたが問題なし。その後は日本なら完全にスピードオーバーという速度で順調に走り、直射日光と照り返しの一番強い昼頃、ワルシャワ市内に到着。
車を市内観光をするには最適の旧市街側のパーキングに停め、、キュリー婦人の生家や宮殿などを一通り見学して、次ぎの目的地クラクフに向かう。この日は、どこかのキャンプ場に泊まるつもりなので看板を見つけながら走り、早い時間に運よく綺麗なキャンプ場を発見。美味しいビールを飲みながらちょっとマッタリする。まともにテントを使って寝るのは今回の旅では初めてかもしれない。車のほうもベッドになるよう改造してあるが、寝心地はやはりテントのほうが良い。EUに入ればだいたいキャンプ場はあるから、車を使った我ら貧乏旅行者にとって本当に都合が良い。


7月16日 今日はポーランド人女性を奥さんに持つMさんから薦められていたクラクフの旧市街を見学する。ポーランドで唯一戦争で破壊されたかった町で古い建物が残っているという由緒ある都市。ここに幾日か宿泊してじっくり見学していくよう薦められていたが、変わり者の我々は負の遺産と言われるアウシュビッツまでそれほど遠くないのをいい事に、こちらに少し時間を割いてみようと、すごく綺麗な町であるクラクフをそこそこにアウシュビッツの強制収容所跡地であるポーランド名オシフィエンチムまで行く。Mさんごめんなさい。そこまでの道路標示板が黒いボードになっているのには、何か重々しい空気が伝わってくる。到着してパーキングに車を止め、いよいよ強制収用所兼博物館に足を進めるも駐車場は有料だが入場料は無料だった。
この場所は行ってみるしかない所なので詳しい記述は止めるが、以前広島の原爆博物館を訪れた時のような悲しい気分になってしまった。
ここを夕刻まで見学し車を次の目的国チェコを目指して車を進める。明るいうちにチェコに入れればこの先の行動がが楽なのでとりあえず国境は越えてしまうことにする。そして、国境を過ぎて間もない所にあったキャンプ場に行ってみたが、お客さんはたくさんいるものの到着時間が遅かったせいか、受付が閉まっていた為、仕方なく隣にあった駐車場で車中泊となった。

7月17日 午前中には首都のプラハに到着、ここは杉ちゃんが以前来た事がありいい場所だからというので案内してもらう。また、この町で1泊しようと考え、以前彼が宿泊したドミトリーなどを当たるも観光シーズンとありどこも満員という事であきらめ、市内見学だけに留める。この町は今まで見てきた旧市街を持つ都市に比べると、町全体が旧市街みたいで格段に大きな町に見える。ドイツケルンの大聖堂に引けをとらない大聖堂など見どころはたくさんあったが、ここまで色々古いものを見学してくるとあまり感動しなくなってきているのが不思議だ。自分の歴史の勉強が足りないのだろう。
明日はもう目的地のドイツ、ここプラハから始まってドイツ国内へと続いていく古城街道を中心に走る事に決定。この道も今ではドイツへの主要幹のひとつに入るようで、拡幅工事が進んでいた。また、古城街道の途中にあってドイツ国境まで40kmぐらいのところにあるカルロヴィ・ヴァリ(ドイツ名カールス・バート)という保養地が興味をそそられる温泉という名前が付いているのにつられ、その町を目指して走り始めた。
だが、プラハの日中の気温が38度という暑さの中を歩いた為、疲れ気味になり、少し早めに宿泊場所を決めようとキャンプ場の看板を探していたら運よくカルロヴィ・ヴァリの手前でキャンプ場の看板を発見、ここで一泊する事にし、受付を兼ねたホテルの売店で買ったチェコの有名なビールで乾杯。

7月18日 降り出したばかりの雨の中、と言ってもこちらの雨は長く続かないから平気。早速カルロヴィ・ヴァリの温泉街を散策。イメージ的には高級リゾート地って感じで、温泉といってもホテルのプール以外入る温泉は無いらしい。ホテルの泊り客がどういう温泉の使い方をするのかは知らないが、一般旅行者用には特殊なカップを購入して飲む温泉がある。もちろん手で飲もうが何で飲もうがかまわない。あちこちに温泉の飲み場所があって少し鉄分を含んだ硫黄泉だが以外と飲みやすかった。建物の中にきちんと作ってある温泉飲み場には一番暑いところで72℃表示があり、その近くに7,8メートルの高さまで常時吹き出している間欠泉まであって名所になっていた。しかし、建物の中だしな~?草津温泉と友好を結んでいるらしく漢字で書いてある看板を一枚見つけた。
期待は裏切られたがヨーロッパ諸国の温泉利用というのはこういうものなのだろう。
さてドイツはすぐそこ。ガソリンスタンドで燃料を補給し、スタンドの売店で水と大きなバーガーサンドみたいなものを買い、腹までも満タンにして国境に向かった。