2007年7月24日

モンゴルの奥地へ


いよいよモンゴルの旅の始まりである。
本当はゴビ砂漠を目指したかったが、宿のご主人から「砂漠の奥に入ると方向を見失うし、車を傷める可能性があるよ」と言われ。車ならば世界遺産の場所や温泉、それに湖もあって釣りができるかも知れない、モンゴル中央部の山岳地帯、ハンガイ山脈を選択。一路かつてのモンゴル帝国の首都カラコルム、現在のハラホリンという町にある世界遺産エルデニ・ゾーに車を進めるも、一口に言って道路はひどく夕方になってしまった。当然見学時間は過ぎていたが勝手に入ってしっかりと見てきた。その先で車中泊。
翌日は期待のツェンケルジグール温泉へ。幹線から1時間ほど山奥に入った景色の良い場所にあるがやや幻滅、日本的で値段も高かった。あとから聞いたら日本人が作ったのだと言うではないか。な~んだ。温泉でのんびりした後、ツェツェルレグという町から西へ180kmほど悪路を進んだテルヒーン・ツァガーン湖に期待を寄せていざ進まん。途中4000m級の山に白い雪も見えたが、山と言うよりやはり大地の延長ってな具合。やはり湖への到着は遅くなってしまった。大きくてきれいな湖ではあったが、湖畔のすぐ側までが家畜の糞だらけ、これがモンゴルなのだろう。糞上泊。

更に翌日、開高健がイトウを釣り上げたという、湖から流れ出す川でキャンプをしている地元民に割って入り身振り手振りで話しかけ、つり談義、たしかにイトウ()釣り上げた大きなイトウの写真をみせてもらったりしているうち、イトウではないが釣り場に案内してくれるというから草原の中を車で10kmほど付いて行った。
30センチ前後のハヤかウグイの仲間ではないかと思われる魚がばたばた釣れる。つり方の常道はないみたい。
ダートを走行中、突然パンク。タイヤ内側のサイドが裂けて使い物にならなくなる。
それほどの厳しさを問われる。
ツェツェルレグで昼食、突然の砂嵐、ウランバートル市内に近づいたところの高級ホテルで宿泊(ツイン一泊日本円で2500円)

スーパーマッケットで果物と水を買い南方のゴビ砂漠を目指そうと考えたが、行った人の情報では道路が余りにもハードだというから、今後のことも考慮して西方のハラホリンという所にある世界遺産のカラコルム遺跡とさらに西方にあるというツェンケルジグール温泉を訪ねてみることにした。それでも最初は舗装の走りやすい道であったが、途中から幹線道路らしいものが途切れ、わだちだけがあちこちに広がる数本の道に別れ、どれを選択したらいいのか迷うような状況になる。そこは、勘が鋭くモンゴロイドの血を受け継ぐ我々、太陽の向きなどを見定めながら・・・・ゲルはあちらこちらにたくさん点在するので行き先の目安にはならず、結局小さな集落を見つけては何度か道を訪ねた。お礼の言葉に「朝青龍」の一言を添えると効果的面で笑顔が返ってきた。
今夜は草原のど真ん中で車中泊、北極星が高いところにあって、木賊だって捨てたものではないが、満天の星とはこういうものかって思う。

《モンゴル道路事情》
ウランバートル市内は車がひしめき合って大変混雑している。そしてどちらかといえば我先社会、マナーは余り良くなく、もたもたしているとぶつけられるのがおちだ。走っている乗用車の大半は日本車と韓国車で新車のランドクルーザー100を乗り回ている富裕層も結構いる。一番のステイタスはハマーだそうだ。
そのウランバートルを抜け出せば別世界、車両は少なく、市内に近い所はほぼ舗装されているから軽快に走れる。ただし、ロシアへ向かう幹線道路以外はしばらく走ると地図に載っている道でも途切れてしまう。というか、あちこちで工事は進められところどころ整備され初めてはいるが、多くは車の走った跡が草原の中にいくつも伸びていて、好きな道?を選んで走って行くと何とかたどり着くといった感じ。そして、小さな町に出ると行き先不明になり、またそこから道が新たに伸びているという具合。なれてくればこんなもんさってなもの。モンゴルは走りたい所を走ればそれでいいようだ。
携帯電話は奥地にいっても50件ぐらいある町だったら繋がるといった印象、これには驚き。

《モンゴルの山》
ある程度は日本のような険しい山もあるのかなと想像していたら、奥地に入ってもずっと丘陵のまま高度を上げていく。我々は標高2000mの地点まで行ってみたが丘陵地の延長のようなもの、僅かに見えた4000m級の山も少しだけ雪をかぶっているのが見えたが、山という感じではなかった。