
テントを固定するあのペグも PEG 、要は止め釘の事、ピアノ線で作られた越後屋ペグは特に優れ物。
でも、今回の PEG は、キャンプ用のペグでなく、医学用語の Percutaneous Endoscopic Gastrostomy(経腸栄養法)の略だって事が解った。胃に穴を開けて口から十分に栄養が取れない患者のために、内視鏡(胃カメラ)を使っておなかの壁と胃の壁を通して小さな穴(この小さな穴のことを胃瘻( いろう )という)を造り、その穴にチューブを入れる手術をする事によって、そのチューブを通して栄養を摂取する方法だって。
先日、母親が入院中の病院から「担当医が身内の人にお話をしたい」旨の連絡があり、いよいよ最後の宣告かなと思いつつ出向いてみた。
もう点滴は限界であり、本人は自力で口から水分他の栄養分を摂ることができないのでこのままでは1週間とも10日とも言えません。しかし、今後の事として延命という言い方はふさわしくありませんが、鼻から胃までチューブを通すか、もしくは胃に穴を開けてお腹から栄養分を摂取する方法を試みれば、意識はあるのでまだある程度元気になる可能性はあります。親族の方でご相談なされてからで結構ですから早めにお返事ください。
こんないきさつがあった。
最初、「胃に穴!」なんて思ったが、当たり前のことらしい。担当医は後者のほうを選択した方が患者の負担は少ないと言っていた。
いずれにしても家族の"負担"がいちばん大きい。
ひと昔前であればこの時点で生命は尽きているのだが、医学の進歩は良しにつけ悪しにつけ寿命を伸ばしてしまう。別にこのままで結構ですと答えてもいいのだが....
親族の中には「もういいんじゃないの」って意見もある。
どうしたものか、早急な決断を迫られている。
それはさておき、こんな方法があったなんてちっとも知らなかった。
まあ、腹にペグを打つって事か!