2006年10月6日

ルアー(lure)


うちのキャンプ場には釣り名人と言われる人がたくさん来る。

中には漁師ではないかと思うくらい大量のイワナを釣ってくる人もいる。
まあ、食べる方では相当恩恵に与かっているから、その事についてはあーだこーだと、ごちゃごちゃ言わない事にしている。
その私、渓流釣りはど素人、いままでイワナを一匹だけ釣ったとだけ言っておこう。何度か竿を出した事はあっても、川の中で転び、ずぶ濡れになったとか、いい思い出は一切無い。
ところがである。初めて釣りにやって来たお客さんに「釣れますか?」とか聞かれた事に対しては、もっともらしい事をベテランぶってお答えする。しかし、すべて名人達から聞いた話を、さも自分の実体験であるかのごとく語ってしまう嘘つきである。以前に海釣り(投げ釣りがメイン)をやっていた経験から、多少の知識があるので、ばれない程度にほどほどに、まあ正直に話してしまう事も稀にあるのだが、やや心苦しい。

釣りがスポーツフィッシングとして定着してからというもの、このあたりでもルアーやフライでの釣り方が増えてきてはいるが、ほとんどの人がエサ釣りである。当然のごとく名人達もエサ釣りだ。でもって名人に話は戻るが、先日名人M原さんからルアー釣り用のルアー(スプーンとかミノーとかジグとか言う魚を誘う疑似餌)をいただいた。
これもシベリア横断に関係するのだが、魚影の濃いシベリアとモンゴルで「食料用に釣りをしてみたい」とM原さんに話したら、「前にルアー釣りもやった事があって、使ってないし、今持っているからあげるよ!」と言われ、ひとつ返事で「ありがとうございます」と言っていだだいた。目を閉じると、すでにルアー竿を振っている自分が見えた。

このM原さんと相方の名人T中さんの二人は会津地区の釣り場が禁漁になると丹沢方面の釣り場に行っていると言う。そこには、堰があって大きなイワナがたくさん生息しているらしい。その場所へ連れて行ってもらう約束をした。もちろんルアーフィッシングの練習の為である。とりあえず持っている道具で挑戦しようと思うが、うまくいったら本気で取り組みたいな。

その昔、開高健が大陸の大物に挑む内容の著書を読んだことがある。その時、もう20数年になるかな?行ってみたいなーと思った場所のひとつがモンゴルだった。
ふとしたことからも夢はどんどん広がっていく。